レーシックで角膜炎

 東京都中央区銀座眼科レーシック手術を受けた患者が角膜炎などを発症した問題で、07年の手術で角膜炎になり視力が低下した都内の男性(34)が2千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことがわかった。

 男性は9日、同じく07年に手術を受けて角膜炎になった神奈川県の女性(29)や弁護士と厚生労働省で会見した。

 男性によると、07年7月の手術翌日から目が痛くなり、2日後、別の病院で「角膜潰瘍(かいよう)」と診断された。緊急手術を受けたが、矯正視力は手術前の1.0以上から0.4に落ちたという。女性は、同年3月、初めて同院を受診した日に事前検査なしで手術を受け、角膜炎になった。病院側は検査しない理由を「若い人なら大丈夫」と説明したという。

 病院側は患者について08年9月から今年1月に手術した67人と説明しているが、2人はそれ以前の発症。医療問題弁護団は被害相談を電話(03・5698・8544)で受け付ける。

asahi.com

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