慰霊碑倒され破損

 広島市中区の繁華街で、地域の原爆犠牲者を追悼し50年前に建てられた「堀川町原爆慰霊碑」が何者かに倒され、破損していたことが30日までに分かった。

 地元町内会では「原爆の日の8月6日までに修復が間に合うか」と心配する声が上がっている。

 広島東署によると、25日午前1時ごろ「石碑が倒れている」と通行人が交番に届けた。歩道上に設置した石碑が台座から倒され、中央部分が縦15センチ、横13センチにわたって欠けているのを署員が確認。直前に男数人が石碑に乗っていたとの目撃情報もあるという。

 慰霊碑は1958年2月、原爆の犠牲になった住民185人を追悼するため町内会有志で建立。論語の一文を刻んだ約85センチの石碑に人型ブロンズ像が載っている。

ZAKZAK 2008/07/30

呪われればいいのに