柔道オーストリア

柔道男子のオーストリア国際最終日は17日、ウィーンで4階級が行なわれ、100キロ超級で石井慧国士舘大)=写真=が優勝した。これで北京五輪出場に向け昨年9月に世界選手権の無差別級で優勝した棟田康幸(警視庁)に肩を並べた。

 国内大会での連続優勝しか北京への可能性がないシドニー五輪金メダリストの井上康生綜合警備保障)は、ますます窮地に追い込まれた。

 石井は初戦の2回戦、昨年の世界選手権で無差別級2位になったユーリー・ルイバク(ベラルーシ)に大内刈りで勝つと勢いに乗り、4試合連続の一本勝ちで決勝へ進出した。決勝ではフランスのピエール・ロバンに優勢勝ちした。

 一方、井上は昨年4月以降に出場した全大会でV逸。今月12日のフランス国際でも5位に沈んだ。「今年で(現役)最後の年にする」と宣言している井上だが、4月の全日本選抜体重別選手権と全日本選手権に連勝しない限り、北京への切符は絶望となった。

ZAKZAK 2008/02/18

柔道くらいは強くあって欲しいですよね